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1 スカッフ
2 グライド
3 スピン
4 Gターン(タービン)
5 フリップ
1.スカッフ
1-1定義
タイヤを靴でこすることによって、タイヤに加速もしくは減速を与える
1-2種類
| 種類 | 目的 | 例 |
| 前スカッフ | 前方向への推進力をタイヤに与える | ファンキーチキン |
| 後スカッフ | 後ろ方向への推進力をタイヤに与える | ピンキー、メガスピン |
| 減速スカッフ | タイヤの回転を遅くするためのスカッフ | フロントヤードの入り、スチームローラの調整 |
| 停止スカッフ | タイヤの回転を停止させる | ノーブレーキのテールスピン |
1-3理論
スカッフは、タイヤと靴の間の摩擦が存在するために実現する。
摩擦はタイヤと靴の間の単純摩擦及び、タイヤの溝と靴の溝が当たること
によって生じる摩擦の2種類が存在し、後者の影響の方が大きい。摩擦力は足のタイヤへの押し付け力に依存するが、ある程度以上強くなると
靴とタイヤが滑らなくなるので、必要以上に大きな力を加える必要は無い。タイヤに加える事のできる速度はスカッフでは限界がある。滑りの無い条件のとき、スカッフで得られる最高速度は以下の式で計算することができる。
タイヤの周長さ(Lt) 160cm 1分間のスカッフ往復回数 (n) 60 スカッフ距離(Ls) 30cm 最高回転数(Rmax)=(n*Ls)/Lt (=11.25 上表の時) 回転/分
最高速度(Vmax)=Rmax*Lt*60/100/1000 (1.1 km) km/hour
1-3-1 前スカッフ
最も基本的なスカッフ
タイヤと靴は常に接しているのが望ましい(*1)、そして靴を前方向に移動するときにタイヤに靴を押し付けてタイヤと靴を滑らないようにしてタイヤに回転を与え、後ろ方向に移動するときは、靴を押し付けずにタイヤに減速を与えないように引き戻す。靴の押し付け方向は理想はハブの中心方向であるが、実際は鉛直方向への荷重になるため、スカッフ位置は下図の通り黄色の範囲が理想的である(*2)、赤い範囲になると力がタイヤに効率的に伝わらないため、非効率である。さらに、足の上下の移動量が大きくなるため全体のバランスの面でも不利である。
そして、スカッフ時の靴の角度は図のようにスカッフの移動範囲の中心でハブに向かう線と直角な角度がもっとも効率的である。
靴の角度はタイヤに対して傾かないのが理想的であり、傾くとスカッフするタイヤの位置への対応性が落ちる。
スカッフする靴の左右の位置は靴の中央もしくは若干親指よりの位置が理想的。
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(*1)上下への移動量を最小にでき、かつ押し付けの荷重を一定にしやすい。
(*2)足の垂直方向の押し付け力をF
スカッフ位置の鉛直方向とのずれ角度をθとする時、
タイヤへの摩擦を生む伝達力はF*cosθとなる為、ずれによって、以下のグラフのように伝達力が減少していく
1-3-2 後スカッフ
スピン系の実施には必須なスカッフ
タイヤに後ろ方向の推進力を与えるが、前スカッフとは大きく異なる点として、タイヤの回転速度が速い為、靴の移動速度が速く、スカッフを戻すときには足はタイヤに触れないという2点がある。
スカッフは下方向に蹴りこんでいく意識で行うため、スカッフ位置は赤い範囲もしくはさらに下の位置となる。
靴のスカッフ位置は裏面の先端部分であり、図のように靴の裏面がタイヤに接するように足首に角度を持たせる必要がある。
必要に応じて、足首の移動によってさらに加速を増やすことも可能である。
推進力を生むタイヤへの押し付け力は垂直方向への力でなく、横方向への力の寄与が大きい。
1-3-3 減速スカッフ
前スカッフ時には足を動かすのを止めて、押し付け力を調整することによって、グライド時にはタイヤの側面に靴の側面を当てることによって、それぞれ速度の調整(バランスの修正)が可能である。後ろスカッフ中の減速は難しい。1-3-4 停止スカッフ
使用頻度は低いが、ノーブレーキのライダーには必要な技術である。
ある程度遅い速度でハブの真上の位置でタイヤに全体重を乗せることにより、タイヤの回転を停止させることが可能である。そしてスカッフ足に全体重が乗ることにより、ペグの
足を離してスイッチするもしくは、踏み切って飛ぶなどの動作が可能となる。
2.グライド
2-1定義
一輪でタイヤに足を触れずにバランスをとって走る。
順周り:回転の外側のペグ(等)に乗っている
内回り:回転の内側のペグ(等)に乗っている。
2-2種類
2-2-1 フロント
| 番号 | 足 | タイヤ角度 | サドル位置 | 例 | 備考 | 難易度 |
| 1 | 片足 | ほぼ垂直 | ハンドルより奥 | スチームローラー | 最も簡単 | ☆ |
| 2 | 片足 | ほぼ垂直 | ハンドルより手前 | ハングファイブ | ||
| 3 | 両足 | ほぼ垂直 | ハンドルより奥 | Fパッカー,バックパッカー, | ||
| 4 | 両足 | ほぼ垂直 | ハンドルより手前 | クリフハンガー、ヒッチハイカー系 |
2-3理論
グライドはスカッフに対して難易度が高い。バランスの調整が重心位置の調整のみによるからである。
グライドのバランスは2方向ある。
前後
左右
前後のバランスは接地点の真上に重心が常に存在するように調整する事で取れる。
前後のバランスの調整手段の主な物は以下の通りフォークの角度の調整
離している手を動かす
離れている足を動かす
腰の位置を動かす
頭の位置を動かす
(ブレーキ)前後のバランスは取れるか取れないかしか無く、技への基本となる。
それに対して、左右のバランスは、遠心力に対する対抗、及び積極的な回転のコントロールに向けて非常に重要であり、上達の要である。
まっすぐにグライドする時は、タイヤの角度は地面と垂直で良い、しかしほぼすべてのグライド系の技は、回転する。回転すると自転車には遠心力という力が働く。
遠心力に対抗する手段は、二つ1.タイヤと地面の摩擦
2.重心の中心への倒しこみ1の摩擦はタイヤの材質及び乗る場所で決定するので、自分でコントロールできるのは速度のみ。速度が速くなりすぎるとドリフトする。
が、限界スピードはフラットで超えることは、地面が極端に悪い状態(濡れている、埃が多量に存在)で無ければ、ほとんど無い。
2の重心の倒しこみが、グライド系においては非常に重要となる。重心の倒しこみには以下の種類が基本として存在する。
イン センター アウト まっすぐ 逆 内回り系 通常 倒しこみ系 自走 切り返し時の先行動作 プラスチックマン ハングファイブ エルクグライド ↑ ハーフパッカータービン 重心位置は自転車と体を合わせた重心位置がタイヤの接地位置に対してどこにあるかで決定するが、自転車の重量に対して体重の方が重いため、体の位置が非常に重要となる。
重心位置は高ければ高いほど自転車に与える回転力が大きくなるため不安定になるが、積極的な重心移動には適している場合もある。
2輪で走行している時には、ハンドルを切ることにより、曲がることができるが、一輪の時は、重心位置の移動により曲がる。
ここから先は、完全に物理なので、興味の無い方は、読み飛ばしてください。。。
回転半径
r m 重心高さ
h m 速度
ω m/sec
倒し角度
θ ° 重さ m kgf
赤い点:重心位置白い点:回転中心
タイヤが遠心力で滑らないためには
遠心力(m*ω^2/r)<摩擦(μ*m*g) ・・・・・(G-1)
を満たす必要があるバランスをとるためには、重力によって自転車を回転する力と遠心力がつりあえば良いから
mghsinθ=mω^2/r*h*cosθ ・・・・・(G-2)G-1式を変形すると
ω<(μ*g*r)^0.5G-2式を変形すると
tanθ=ω^2/(r*g)
つまり、回転半径と摩擦のみで限界速度が決まり、
速度と回転半径から必要倒し角度が決まる。
例
回転半径r 5 m
進入速度ω 2.78 m/sec(10km/hour)
μ 0.8 (一般的なアスファルトとゴムの時)限界スピン速度 ωmax 6.3 m/sec 22.5 km/hour
vでの必要倒し角度 θ= 8.9°
工事中
6. ルール
小言
一般的にフラットランドは平らな場所で行うもの。平らな場所は公共な場所(公園、美術館、駐車場)、他人の土地(駐車場、ビル、、)が多い。
そして、練習場所は無限には無い。
気持ちよく練習を続けていくためには、以下のようなルールを守る必要があると思う。
1.ゴミを散らかさない、つばを吐かない等、社会人としての最低のルールを守る
2.専用のパーク等は別として、一般の人がいる場所では必ず一般の人を優先する。
日々練習していると、「ここは俺の場所だ!」的な意識が育つ(自分も。。。たまに)が、
それが態度にでると、一般の人は非常に不快な気持ちになる。
3.場所を共有している人と仲良くする
ストリートでするものだから、他にも「歌う人」「踊る人」「バスケットをする人」「スケーター」
等、さまざまな人が共有している人として存在する。と思う。
排他的にグループごとに存在していると、良い事は何も無い、と思う。
みんなそれぞれのタイミングがあって、それぞれの価値観があるから、仲良くなって価値観を
理解しあって、お互いをリスペクトしていければ、最高